誰でも一度は口臭について気になったことがあるのではないでしょうか。
それは自分の口臭でも、話している相手の口臭が気になったこともあるでしょう。
また、お子さんの口臭を感じて心配になってしまったお母さんやお父さんもいるのではないでしょうか。
でも口臭の情報は大人ばかり。
だから大人特有のものだと思っている人もいるのではないのでしょうか。
そんなことはありません。
口臭は大人でも子供でも関係なく、気づかぬうちに放ってしまうものです。
あまりにも子供の口臭の情報が少ないため、大人と同じような原因なの?もしかして何かお口の中の病気なの?と心配されている方もいるのではないのでしょうか。
もちろん大人と同じような要因が口臭の原因になっている場合もありますが、そうでない場合もあります。
今回は子供の口臭の原因、改善方法についてお話していきます。
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口臭とは
まず口臭というと、どのようなイメージがあるでしょうか。
歯を磨いていないから匂う。
ニンニクやコーヒーなどを飲んだり食べたりしたから匂う。
タバコを吸うから匂う…など大人の口臭の原因は色々と思いつくと思います。
口臭は大きく分けると2つあります。
”お口の中が原因のもの”と”体の中の疾患が原因のもの”があります。
お口の中が原因の口臭としての第一条件は大人も子供も同じ”汚れ”です。
汚れの中の細菌が影響して臭いの原因となっていたり、口臭を発する病気の原因となります。
口臭の原因となるお口の中の病気としてはお口の中の二大疾患とも言われている”虫歯”と”歯周病”が主なものです。
虫歯ができると磨き残しが出来やすくなったりするために口臭の原因になります。
歯周病は歯周病の原因となる細菌や歯ブラシでは届かない歯と歯茎の溝である歯周ポケットの中の汚れなどが原因で歯周病独特の匂いを発するのです。
じゃあ、お子さんが歯周病になってしまっているかというとそうではありません。
お子さんの口臭の原因となるものは大人と共通しているものもあれば、子供特有のものもあります。
子供は大人と違って思ったことを口にします。そのため、お友達に指摘をされてしまうお子さんもいます。
そんなことになる前にお母さん、お父さんが原因を知って改善・予防をしてあげたいものです。
子供の口臭の原因
では、子供の口臭の原因となるものはどのようなものがあるのでしょうか。
大人と共通しているものはもちろん、子供特有のものを紹介していきます。
- 磨き残し
- 歯肉炎
- 虫歯がある
- 舌苔がある
- ニンニクなどの匂いの強い食べ物を食べた
- 口呼吸をしている
① 磨き残し
まずは先述したように、口臭の原因としてつきまとう要因は汚れです。
この磨き残しが様々な要因に繋がっていきます。もちろん磨き残し自体も口臭の原因です。
磨き残しとはcmなどでも耳にしたことのあるプラークと呼ばれる食べかすなどの歯の表面に付着している汚れのことです。
舌で歯を触ったときにザラザラするのを感じたことがあると思います。
あれが磨き残しであるプラークです。
プラークには細菌で構成されており、口腔内の雑菌が増殖することで口臭の原因となります。
② 歯肉炎
2つ目としてあげられるものとしては歯肉炎です。
歯肉炎は歯周病の前段階と言われていますが、大人子供問わず誰でもなりうる歯茎の炎症です。
先述した磨き残しであるプラークが歯茎に炎症を起こし、歯茎の赤み、腫れ、歯ブラシの時の出血を引き起こします。
仕上げ磨きの時などに歯ブラシを強く当て過ぎて出血しちゃったなどと思っていませんか?
それは歯肉炎が原因です。
強く当て過ぎないように、優しく磨かなくてはと歯ブラシをしっかり当てられなかったり、腫れがあることで歯面にブラシが当たり辛くなり余計に磨き残しが出てしまうという悪循環で口臭の原因となります。
特に歯肉炎はホルモンバランスの影響も受けると言われており、思春期性歯肉炎という小学生高学年頃からなりやすい歯肉炎もあるほどお子さんの口臭とも深い関係のあるものです。
③ 虫歯がある
大人も子供も虫歯があると口臭の原因に繋がります。
そもそも磨き残しなどが原因で虫歯になっていますが、虫歯があると穴があいたり、ものがつまりやすくなったりと余計に磨き残しが出やすくなってしまいます。
それが臭いの原因となるのです。
また、虫歯がひどくなると歯の頭の部分がが崩れてしまい根っこだけが残る状態になります。
そのような状態まで放っておくと神経が死んでしまい、酷くなると根の先に膿が溜まってしまいそれがさらなる口臭の原因になります。
もちろん子供でもこのような状態になることもあります。
ここまでなるのは稀なケースではありますが、虫歯も口臭の原因になるのです。
④ 舌苔がある
舌苔は”ぜったい”と読みます。名前の通り舌の表面についている白っぽい苔のような汚れのことです。
これも口臭の原因となります。
大人だと歯磨きのついでに舌みがきをされる人も多いかと思いますが、なかなかお子さんで舌まで磨く人は少ないかと思いますが、こちらの舌の汚れも口臭の原因になってしまうのです。
⑤ ニンニクなどの匂いの強い食べ物を食べた
こちらも大人同様、匂いの強い食べ物を食べたあとは口臭を感じることがあります。
代表的なものとしてニンニクやネギなど。これらが原因の場合は、なかなか一度歯磨きをしたぐらいでは匂いは改善されませんが、時間と共に匂いは落ち着いてきますので心配のない口臭です。
⑥ 口呼吸をしている
こちらがお子さん特有のものになります。
も
ちろん大人でも口呼吸をしている方もいらっしゃいますが、先述してきた原因の中でこの口呼吸がお子さんの口臭としてダントツで多いものになります。
もちろん磨き残しがあることが前提にはなりますが、口呼吸をすることでお口の中が乾燥してしまい、細菌が増殖することで口臭となるのです。
大人もそうですが、起床時はどうしても匂いが強く感じる場合があると思います。
唾液の多いお子さんも就寝時は口呼吸でお口の中が乾燥し細菌が増殖することで起床時の口臭を強く感じ、お母さんお父さんがお子さんの口臭を気にし始めることが多いです。
口臭を改善するために
では口臭を改善するためにはとにかく汚れを除去することが重要になってくることがわかっていただけたかと思います。
お子さんの口臭を改善するのは大人の口臭よりも比較的単純で簡単です。
まずはとにかく汚れを除去していくこと。
歯磨き、舌みがき、糸ようじなどの清掃用具を使用して汚れを除去します。
これだけで口臭が改善される場合が多いです。
また、口呼吸に関していうとお子さんは集中した時や就寝時は特に口呼吸になりやすいと言われています。
無意識で習慣的になっている口呼吸はお子さん本人だけで改善するのは難しいです。
直した方が良い理由をしっかり伝え、ご家族が口呼吸していることに気がついたときには声掛けをして鼻呼吸を促すというのを繰り返すことで次第に改善していきます。
他には、口呼吸は口臭だけでなく、虫歯になりやすかったり歯並びに影響することもあるので、地道ではありますが口呼吸を改善できるようにしていきましょう。
また、歯科検診での定期的な検診や治療がも重要です。
定期的に虫歯の確認や子供でも歯ブラシでは落とせない歯石やステインが付着していることもあるので、専門的なクリーニングをしてもらいましょう。
他にも歯磨き指導をしてもらうことも出来ます。
お子さんご自身にできる注意点を指導をしてくれたり、お母さんお父さんに対して仕上げ磨きの仕方などプロの目線でアドバイスをしてくれるので、定期的な歯科検診は大切です。
おうちでケア
日頃おうちでできるケアとしてはやはり歯磨きなどのお口の中のお掃除です。
乳歯列のうちは歯と歯の間に隙間があいているので比較的ものがつまりにくいですが、それでも見えにくい奥歯にはものがつまることがあります。
そのままにすると口臭だけでなく虫歯の原因にもなるので、歯ブラシの前に糸ようじを通してあげてください。
とにかく小さいうちはお子さん本人だけの歯磨きでは十分に汚れを落としきるのは困難です。
就寝前の歯磨きだけは必ず仕上げ磨きをしてあげるだけでも朝の口臭が改善されます。
また歯肉炎の場合、歯ブラシを当てると簡単に出血します。
その場合は炎症を起こした歯茎から悪い血が出ているので、歯ブラシを歯と歯茎の境目にしっかりと当て悪い血を出し切るようなイメージで優しく磨くようにしてあげてください。
舌苔に対してのお掃除としては歯ブラシで軽く擦ってあげるだけで大丈夫です。
お子さんの場合、毎日ではなくとも白い汚れが気になった時だけでも磨いてあげるだけでも十分です。
オエっとなりやすいお子さんには”あー”と声を出しながら磨くと気持ち悪くなりにくいと言われています。
また、歯ブラシで磨いてもらうのでも十分ですが舌磨き用のヘラなどを使用してあげるのも良いかもしれません。
おうちでのケアとしてとにかく汚れを落としていくということをお伝えしてきましたが、小さいお子さんの中にはどうしても歯ブラシを嫌がってしまう子も多く、そもそも歯磨きがなかなか出来ないことをお悩みのお母さんお父さんもいるのではないでしょうか。
そんなお子さんに有効なのが歯磨き粉の使用です。
お子さんの好きな味や好きなキャラクターの歯磨き粉を使用することで、歯磨きを嫌がらずにしてくれるようになるケースも非常に多いです。
また、歯磨きには様々な薬用成分が含まれていますので虫歯予防などにも役立ちます。
どんな歯磨き粉を選んだらいいの?
先述したようにお子さんの好きな味やキャラクターで歯磨き粉を選んでもらうので十分ではありますが、せっかく使用するならより良いものを使いたいと思われるのではないかと思います。
歯磨き粉には薬用成分の違い以外にも種類があります。
一般的なものとしてあげられるのがペーストタイプとジェルタイプがあります。
簡単にいうとペーストタイプは白っぽいもの、ジェルタイプは透明っぽいものというと想像しやすいかと思います。
大きな違いとしては泡立ちの違いがあります。
ジェルタイプは発泡剤無配合で泡立ちにくいです。
泡立ちやすいものだと大人でも磨いた気になってしまったり、お口の中が泡だらけになってしまい、ある程度の歯磨きの時間でもお口の中が泡でいっぱいになり磨くのが大変になってしまうのです。
お子さんの小さなお口なら尚更です。
泡立ちが少ない分、しっかり磨けていることが仕上げ磨きの時にもわかりやすいという点もあります。
なので、ジェルタイプは小さいお子さんでまだぶくぶくうがいが難しい3歳ごろまでのお子さんには低発泡のジェルタイプがオススメです。
ペーストタイプの歯磨き粉が最も一般的なため他のタイプのものに比べてたくさんの種類や様々な味が販売されています。
ただ泡立ちやすいので磨き残しが出やすいことがあります。
必ず仕上げ磨きで確認をしましょう。
また、選ぶ時のポイントとしては、お子さんは歯ブラシをグーで持って磨くので、どうしても力が入り過ぎてしまいます。
歯磨き粉に研磨剤が含まれているものだと歯面を傷つけてしまうことがあるので研磨剤がなるべく含まれていないものを選ぶのが良いでしょう。
また、ペーストタイプはうがいが上手にできる年齢のお子さんに向いています。
他にも液体タイプや泡タイプ、粉タイプなどの歯磨き粉もありますがやはり先述した2つに比べると圧倒的に種類も少ないので選択肢の幅がかなり少ないです。
お子さんの好みなどに合わせたりするためにもペーストタイプやジェルタイプで全く問題ありません。
また、ペーストタイプもジェルタイプも共通する選ぶポイントとしてはフッ素含有量です。
現在販売されている歯磨き粉にはほとんどのものにフッ素が配合されています。
フッ素には歯の表面であるエナメル質の強化、歯の表面を溶かす酸の産生を抑えてくれる、またその酸が歯の表面を溶かした脱灰という状態を元に戻そうとする再石灰化という働きを促してくれるという虫歯予防に効果のあるものです。
お子さん向けの歯磨き粉のフッ素含有量としては900ppm程度のものが多いです。
歯磨き粉に含まれている程度のフッ素で過剰症になったりする心配はほとんどありませんが、5歳くらいまでのお子さんには500ppm程度のもの、それ以上のお子さんには900ppm程度のものを選ぶと他の市販されている虫歯予防のフッ素商品を併用したりしても安心のフッ素含有量だと思います。
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お子さんの口臭についてお伝えしてきました。
お子さんの口臭も大人と同様、汚れが基本的な原因となりますのでお掃除が改善方法です。
大人と違う点は大人の口臭と違って原因が複雑でないことがほとんどのなので改善するのは容易だということ。
そして家族が協力してあげられることばかりです。
仕上げ磨きをしてあげる。
定期的に歯科医院での検診を受けさせてあげる。
口呼吸を改善できるように声かけを地道に行ってあげる。
たったそれだけで口臭が改善できます。
お子さんの口臭は大人のように重大な病気が原因のものはほとんどないので、本人が気にしていないし…と、放置してしまうこともあるかもしれませんがお友達に指摘されてしまったり、虫歯や歯肉炎につながってしまうものでもあります。
家族が協力して早い段階で改善するための歯ブラシや鼻呼吸が習慣化すれば良いですね。
そのために歯磨きが楽しみになるような歯磨き粉の使用も一つの方法になると思うので、是非歯磨き後選びも参考にしてみてください。
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